WRC 第12戦 ラリー・スペイン
勝田貴元、ラリー・スペインを総合7位で走破
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レポート/Report
エンドレスがブレーキパーツの供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、10月21日(金)から23日(日)にかけて、スペイン北東部のサロウを中心に開催された、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・スペイン」に、コ・ドライバーのアーロン・ジョンストンと共にTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場。総合7位でフィニッシュしました。

2022年のWRCもシーズン終盤を迎え、最後の2戦はスペイン、そして日本を舞台とするターマック(舗装路)ラリーです。勝田は過去ラリー・スペインに4回出場しているため、比較的多くの実戦経験のあるラリーといえますが、21日(金)のデイ1には新しいステージが2本あり、断続的な雨により路面はグリップレベルが大きく変化。そのため、勝田は自信を完全には持つことができずやや苦しいスタートとなりました。しかし、午後のステージではペースが改善し、SS6で4番手タイムを記録。SS7ではタイヤにダメージを負って30秒以上タイムロスしましたが、一日の最後のSS8では5番手タイムを記録するなど、調子は確実に上がっていき、総合8位で初日を終えました。22日(土)のデイ2では走りがさらに良くなり、SS14では4番手タイムを記録するなど健闘。総合8位を堅守しました。そして、23日(日)の最終日デイ3では順位をひとつ上げ、最終のパワーステージで5番手タイムを記録すると、総合7位でフィニッシュ。次なる戦いの場である母国イベントのラリージャパンに向けて、良い流れを得てラリー・スペインを締めくくりました。

勝田の次戦は11月10日(木)から13日(日)にかけて、日本で開催されるシーズン最終戦「ラリージャパン」です。今大会より開催地を愛知県と岐阜県に移し、ターマックラリーとして開催されます。トヨタにとってだけでなく、愛知県出身の勝田にとってもラリージャパンはホームイベントであり、今シーズンの成長を示す重要な一戦となります。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/challengeprogram_rally/