2023年 SuperGT 第5戦 レポート
注目のニューマシン、31号車「apr LC500h GT」にキャリパーを供給!
2023年もENDLESSユーザーが激戦のGT300クラスで躍進!
18号車「UPGARAGE NSX GT」が第5戦の鈴鹿で2勝目を獲得!全てのGRスープラがENDLESSのブレーキシステムを採用!
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概要/Outline
日本発の国際シリーズとして2005年に誕生したスーパーGTは世界最速のGTレースと言われている。観客動員数においても国内最大の人気シリーズに発展しているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSも同シリーズで有力チームをサポートしている。

なかでも、GTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ)、さらにFIA-GT3の車両規則を採用するGT300クラスではENDLESSユーザーが活躍。同クラスは車種ラインナップが多く、世界的に見ても激戦のクラスとなっているが、年間エントリーの27台のうち、13台がENDLESSのブレーキアイテムを採用しており、シーズン序盤からENDLESS勢が躍進している。

まず、開幕戦の岡山ではTEAM UPGARAGEの18号車「UPGARAGE NSX GT3」が優勝したほか、ポールポジションを獲得したK2 R&D LEON RACINGの65号車「LEON PYRAMID AMG」が2位に入賞。

続く第2戦の富士ならびに第3戦の鈴鹿では埼玉トヨペット Green Braveの52号車「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」が3位で表彰台を獲得したほか、第4戦の富士ではTeam LeMansの6号車「DOBOT Audi R8 LMS」が3位に入賞した。

その勢いは後半戦を迎えても衰えることなく、第5戦の鈴鹿で、18号車「UPGARAGE NSX GT3」がシーズン2勝目を獲得。

またaprのニューマシン、31号車「apr LC500h GT」も2023年のGT300クラスを語る時には欠かせないトピックスで、第4戦の富士で5位、第5戦の鈴鹿で6位に入賞したことは記憶に新しい。

そのほか、前半戦では厳しい戦いを強いられたものの、ENDLESSのサポートチームの多くが抜群のパフォーマンスを持つだけに、2023年のスーパーGTでもENDLESSユーザーがGT300クラスでタイトル争いを左右するに違いない。
2023年のスーパーGT SUPER GT SERIES 2023
1994年から2004年にかけて争われていた全日本GT選手権(JGTC)の国際化に合わせて、2005年に設立したスーパーGT(SUPER GT)は国内最大級の人気シリーズに成長。事実、1ラウンドあたり3万人から多い時には9万人の観客動員数を誇るなど、まさに日本発の国際シリーズとして大きな成功を収めている。

同シリーズはGT500クラス、GT300クラスの混走で争われており、最高峰のGT500クラスにはトヨタ、ホンダ、ニッサンの3台メーカーが集結。2000ccターボの専用モデルを投入しており、世界最速のGTカーと謳われている。

一方、GT300クラスはスーパーGT独自の車両規定であるGTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ)、さらにFIA-GT3など複数のレギュレーションを採用していることことが特徴で、これによりSUPER GTだけの専用モデルから最新のGT3モデルまで様々なマシンがエントリーしている。車種バリエーションが多彩で、まさにGT300クラスは”世界一の激戦区“と謳われているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSはスーパーGTに参戦する多くのチームにブレーキアイテムを供給しており、ENDLESSユーザーが激しいトップ争いを展開している。

GT300クラスにおいて注目すべき存在が、なんといってもGTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ) のオリジナルマシンと言えるだろう。

同モデルは改造範囲が広く、ブレーキに関しても多くのパーツが自由に変更できることから、数多くのチームがENDLESSのモノブロックキャリパーおよびブレーキディスク、ブレーキパッドを採用している。

なかでも、aprが2023年に合わせて投入したニューマシン、31号車の「apr LC500h GT」は、レクサスLC500hをベースとしたハイブリッドのオリジナルレーシングカーで、ENDLESSのブレーキキャリパー&ローターを採用。第2戦の富士では予選で2位につけたほか、第4戦の富士で5位、第5戦の鈴鹿で6位入賞を果たすなどデビューイヤーから上位争いを展開している。

さらに埼玉トヨペット Green Braveの52号車「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」、LM corsaの60号車「Syntium LMcorsa GR Supra GT」、HOPPY team TSUCHIYAの25号車「HOPPY Schatz GR Supra」、Max Racingの244号車「HACHI-ICHI GR Supra GT」と4台全てのトヨタGRスープラGTもENDLESSのブレーキシステムを採用。残念ながら、開幕戦の岡山で3位につけていた244号車のHACHI-ICHI GR Supra GT、25号車のHOPPY Schatz GR Supraが第4戦の富士でマシンが炎上してしまい、それ以降のラウンドを欠場することとなったが、52号車「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」が第2戦の富士、第3戦の鈴鹿で3位入賞を果たした。

そのほか、SHADE RACINGの20号車、トヨタGR86の「シェイドレーシングGR86 GT」もENDLESSのブレーキキャリパーを採用するほか、TEAM MACHの5号車、トヨタ86MCの「マッハ車検エアバスターMC86マッハ号」もENDLESSのブレーキシステムを採用。前半戦は厳しい戦いを強いられたが、後半戦では上位争いに食い込んでくることだろう。

一方、FIA-GTのGT3モデルは改造範囲が制限され、ブレーキキャリパーもFIAのホモロゲーションが必要となることから、各チームともに純正の公認キャリパーを採用している。しかし、ブレーキパッドは自由に交換できることから、数多くのチームがニュルブルク24時間レースでも豊富な実績を持つENDLESS製のブレーキパッドを採用している。

なかでも、2023年のスーパーGTで素晴らしいパフォーマンスを見せているのが、TEAM UPGARAGEが投入するホンダNSX GT3の18号車「UPGARAGE NSX GT3」で、ENDLESSのブレーキパッドを武器に第1戦の岡山と第5戦の鈴鹿を制覇した。

さらにK2 R&D LEON RACINGの65号車、メルセデスAMG GT3の「LEON PYRAMID AMG」もENDLESSユーザーであり、開幕戦の岡山で2位入賞。Team LeMansの6号車、アウディR8 LMSの「DOBOT Audi R8 LMS」もブルーのブレーキパッドを採用しており、第4戦の富士で3位に入賞、表彰台を獲得した。

そのほか、PACIFIC RACING TEAMの9号車、メルセデスAMG GT3の「PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG」もENDLESSのブレーキパッドを装着するほか、NILZZ Racingの48号車、日産GT-R NISMO GT3の「植毛ケーズフロンティアGT-R」もENDLESSユーザーとして激戦のGT300クラスにチャレンジ。

このように2023年のスーパーGTでも数多くのチームがENDLESSのブレーキアイテムを装着しており、GT300クラスでも彼らENDLESSユーザーが上位争いを展開。後半戦も各ラウンドでの躍進が期待されるだけに、2023年のスーパーGTでもGT300クラスではENDLESSユーザーの動向に注目したい。