レースレポート
スーパー耐久シリーズ 2023 最終戦 富士スピードウェイ 3号車
トップページ >> モータースポーツページ トップ >> スーパー耐久シリーズ 2023 最終戦 レポート

マシン #3 ENDLESS GR86 ST-2クラス
Aドライバー/坂 裕之
Bドライバー/小河 諒
Cドライバー/菅波 冬悟
監督 / 荻野 悟

前戦の岡山では3位表彰台を獲得。ノートラブルでポディウムを獲得したことは大きな収穫になった。今シーズン、これまでは制御系や駆動系などのトラブルに見舞われてきたが、それらを乗り越えて安定したラップを刻めるようになった。最終戦では来期につながる走りを見せたい。
予選
A 坂 裕之 1’59.240 クラス3番手
B 小河 諒 2’01.405 クラス2番手
C 菅波 冬悟 2’06.279 クラス1番手
→A・Bドライバー合算による予選結果:1位

11月11日13時20分から予選が開始。金曜日からの雨は上がったが、路面は所々濡れている状況。わずかに小雨が降る天候の中、予選が開始された。

Aドライバー坂の予選は開始と同時にウエット宣言がされる路面状況。ウエット路面の定石である周回を重ねてタイヤを温める走りで、坂は6周目に1分59秒240をマーク。クラス3番手となった。

14時20分からはBドライバー小河の予選が開始。小雨が降り続き路面はウエットコンディションになるが、予選後半は路面が乾いていき全体のベストタイムが更新されていく状況。小河は諦めずアタックを続けて2番手タイムを記録。A・Bドライバーの合算タイムによる予選は1位となり、今季初勝利を飾った菅生戦ぶりのポールポジション獲得となった。Cドライバー菅波も2分6秒279でクラストップタイムを記録し、決勝レースに向けて上々の予選結果となった。
決勝
決勝日は晴れ。肌寒い秋の富士スピードウェイでのレースは12時30分スタート予定。しかし、レース直前にピットからグリッドまでコースを走行中に燃料タンクからのガソリン漏れが判明。急遽ピットに戻り修復作業を行うことになった。しかし、燃料系統の修復ができない部位にトラブルを確認。レースへの出走が果たせず、DNS(未出走)というリザルトに終わった。ポールポジションからのスタート予定だっただけに残念な結果となった。

Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://supertaikyu.com/
ドライバーコメント
●Aドライバー 坂 裕之

ジェントルマンの多いAドライバーとして、その中で役割は果たせたのではないかと思いますが、小河選手、菅波選手と一緒に走り、差をつけられる場面も多く、ドライバーとしての技量ではまだまだだと思わされました。

また今シーズンは様々なトラブルやアクシデントがありましたが、ヒューマンエラーを起こしているのは自分だけで、そういった部分でもまだまだ改善する余地があり、今シーズン得られたことを今後のレースに活かしたいと思います。今シーズンありがとうございました。
●Bドライバー 小河 諒

今シーズンからマシンがGR86となり、ジールのサスペンション、エンドレスのブレーキなどアップデートを重ねてきました。前半戦はトラブルも多かったですが後半戦は速さもあり、今回のレースでもAドライバー、Bドライバーともにトップタイムではないものの合算でポールポジションを取れました。これは総合的な速さが得られた結果かと思います。

今シーズンからサスペンション担当も帯同してもらうことで、セットアップが大幅に進んだことも大きいです。最終戦では残念でしたが、我々の弱さを噛み締めて来シーズン帰って来たいと思います。ありがとうございました。
●Cドライバー 菅波 冬悟

自身としては初のST-4クラスフル参戦の年でした。実力的に拮抗したクラスで、パーツ開発もコース上のバトルもすごく面白く、また厳しいクラスでもありました。後半戦は自分がメインにセットアップを進めていて、いろいろセッティングを進めることができたかと思います。

その結果徐々にライバルとの差を詰めることができ、最終戦がもっとも近づいていたかと思います。来年もこのチームでレースできるのであれば、このオフシーズンを使ってもっとセットを模索して、来年もっと良い位置からレースを始められればと思います。応援ありがとうございました。
●監督 荻野 悟

今回は予選でも速さがありポールポジションを獲得できました。それだけに決勝も楽しみにしていました。しかし、スターティンググリッドに着くまでの走行で燃料系のトラブルが判明しました。ピットに戻して修復しましたが、現場では直せない部分でスタートできず未出走というリザルトに終わってしまいました。応援していただいた皆さんに大変申し訳ありませんし、僕らとしても勝てるのではないかと期待を抱いていただけにとても残念な結果となってしまいました。今シーズンの応援ありがとうございました。