2023 WRC 第9戦 ラリー・フィンランド
エバンスが2年ぶり2回目のラリー・フィンランド優勝を飾る
勝田は激戦を制し今季最上位の総合3位を獲得
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概要/Outline


8月6日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦「ラリー・フィンランド」の最終日デイ4がユバスキュラのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)が優勝。勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合3位を、スポット出場のヤリ-マティ・ラトバラ/ユホ・ハンニネン組(97号車)が総合5位を獲得しました。

前日のデイ2で、総合2位のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)に対する差を32.1秒まで拡げた首位エバンスは、最終日も好調を維持。今大会最後の勝負の場となったパワーステージのSS22「ヒモス-ヤムサ2」では、エバンスが今大会10回目のベストタイムでパーフェクトウィン。エバンスにとっては第4戦クロアチア・ラリー以来となる今シーズン2勝目、キャリア7回目の優勝でした。エバンスはパワーステージを制したことで5ポイントのボーナスを加算し、ドライバー選手権では2位と順位は変わらずも、前日リタイアした選手権首位のロバンペラとの差を、25ポイントに縮めました。

一方、勝田は最終のパワーステージで3番手タイムのスニネンと1.9秒差の4番手タイムを記録。4.3秒でリードを守り、総合3位を獲得しました。勝田の表彰台フィニッシュは、昨年の最終戦ラリー・ジャパン以来となります。なお、チームはエバンスと勝田が獲得したポイントにより、マニュファクチャラー選手権におけるリードを67ポイントに拡げました。また、2019年以来のラリー・フィンランド出場となったラトバラは、最終日も大勢のファンの声援を受けながら安定した走りを続け、総合5位でラリーを終えました。

WRC次戦は、9月7日(木)から10日(日)にかけて、ギリシャで開催される第10戦「アクロポリス・ラリー・ギリシャ」です。 路面はここ2戦のスムースでフラットなグラベルから一変。大きな石が転がる山岳ステージはかなり路面が荒れているところも多く、通常は気温もかなり高いため、クルマにもタイヤにも選手にも厳しい「ラフグラベル・ラリー」として知られています。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/