2025年のスーパーGTレポート
数多くのGTA-GT300車両にキャリパーを供給
2025年もENDLESSユーザーがGT300クラスで躍進!
数多くのFIA-GT3車両がブレーキパッドを装着GT500クラスでは19号車「WedsSport ADVAN GR Supra」がブレーキフルードを採用
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概要/Outline
日本発の国際シリーズとして2005年に誕生したスーパーGTは世界最速のGTレースと言われている。観客動員数においても国内最大の人気シリーズに発展しているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSも同シリーズで有力チームをサポートしている。

なかでも、GTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ)、さらにFIA-GT3の車両規則を採用するGT300クラスではENDLESSユーザーが活躍。同クラスは車種ラインナップが多く、世界的に見ても激戦のクラスとなっているが、年間エントリーの28台のうち、14台がENDLESSのブレーキアイテムを採用しており、シーズン序盤からENDLESS勢が躍進している。

まず、第1戦の岡山ではK2 R&D LEON RACINGの65号車「LEON PYRAMID AMG」が開幕Vを達成したほか、続く第2戦の富士ではD’station Racingの777号車「D’starion Vantage GT3」が2位に入賞。

そのほか、GT500クラスに目を向ければTGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車「WedsSport ADVAN GR Supra」がブレーキフルードを採用していることもトピックスと言えるだろう。

まさにシーズン序盤からENDLESSのサポートチームが抜群のパフォーマンスを披露しているだけに、2025年のスーパーGTでもENDLESSユーザーがタイトル争いを左右するに違いない。
2025年のスーパーGT/SUPER GT SERIES 2025
1994年から2004年にかけて争われていた全日本GT選手権(JGTC)の国際化に合わせて、2005年に設立したスーパーGT(SUPER GT)は国内最大級の人気シリーズに成長。事実、1ラウンドあたり3万人から多い時には9万人の観客動員数を誇るなど、まさに日本発の国際シリーズとして大きな成功を収めている。

同シリーズはGT500クラス、GT300クラスの混走で争われており、最高峰のGT500クラスにはトヨタ、ホンダ、ニッサンの3台メーカーが集結。2000ccターボの専用モデルを投入しており、世界最速のGTカーと謳われている。

一方、GT300クラスはスーパーGT独自の車両規定であるGTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ)、さらにFIA-GT3など複数のレギュレーションを採用していることことが特徴で、これによりSUPER GTだけの専用モデルから最新のGT3モデルまで様々なマシンがエントリーしている。

車種バリエーションが多彩で、まさにGT300クラスは”世界一の激戦区“と謳われているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSはスーパーGTに参戦する多くのチームにブレーキアイテムを供給しており、ENDLESSユーザーが激しいトップ争いを展開している。

GT300クラスにおいて注目すべき存在が、なんといってもGTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ) のオリジナルマシンと言えるだろう。

同モデルは改造範囲が広く、ブレーキに関しても多くのパーツが自由に変更できることから、数多くのチームがENDLESSのモノブロックキャリパーおよびブレーキローター、ブレーキパッドを採用している。

なかでも、注目すべきマシンがR&D SPORTの61号車「SUBARU BRZ R&D SPORT」にほかならない。同チームはスバルのワークスチームで、2021年にはGT300クラスでタイトルを獲得。同マシンは文字どおり、BRZをベースに開発されたマシンで、今季より初めてENDLESSのブレーキキャリパーが採用されているのだが、そのパフォーマンスは高く、第2戦の富士では予選で2番手タイムをマーク。決勝ではマシントラブルにより8位に沈んだが、レース中盤からはトップ争いを支配していた。

また、これまでトヨタGRスープラGTで戦ってきたLM corsaもENDLESSのサポートチームで、2025年は主力モデルをレクサスLC500に変更。ENDLESSのブレーキシステムを採用した60号車「Syntium LMcorsa LC500GT」は、世界的にみても注目のニューマシンで、マシンの熟成に伴い、上位争いに絡んでくることだろう。

そのほか、レクサスLC500hをベースとしたハイブリッドのレーシングカー、aprの31号車「apr LC500 GT」や2023年のチャンピオンチームである埼玉トヨペット Green Braveの52号車「Green Brave GR Supra GT」、HOPPY team TSUCHIYAの25号車「HOPPY Schatz GR Supra GT」もENDLESSのブレーキシステムを採用している。これまでの2戦は厳しい戦いを強いられていたが、もともと実力あるチームとなっているだけに、中盤戦以降はトップ争いを左右するに違いない。

さらにTEAM MACHの5号車「マッハ車検エアバスターMC86マッハ号」もENDLESSのブレーキシステムを採用するなど、まさにGTA-GT300/GTA-GT300MCの多くが、ENDLESSのモノブロックキャリパー&ローターを採用している。

一方、FIA-GTのGT3モデルは改造範囲が制限され、ブレーキキャリパーもFIAのホモロゲーションが必要となることから、各チームともに純正の公認キャリパーを採用している。しかし、ブレーキパッドは自由に交換できることから、数多くのチームがニュルブルク24時間レースでも豊富な実績を持つENDLESS製のブレーキパッドを採用している。

なかでも、2025年のスーパーGTで素晴らしいパフォーマンスを見せているのが、2018年のチャンピオンチームであるK2 R&D LEON RACINGの65号車「LEON PYRAMID AMG」で、ENDLESSのブレーキパッドを装着したメルセデスAMG GT3を武器に開幕戦の岡山で勝利を飾ったことは記憶に新しい。

さらにD’station Racingの777号車「D’starion Vantage GT3」もENDLESSのサポートチームで、ENDLESSのブレーキパッドを装着したアストンマーティン・バンテージGT3を武器に躍進。開幕戦の岡山では予選で2番手タイムをマークしたほか、第2戦・富士の予選ではトップタイムをマーク。さらに富士の決勝では一時、バーストでポジションを落としたものの、それでも2位で表彰台を獲得した。

また、注目を集める新チーム、seven×seven Racingの666号車「seven×seven PORSCHE GT3R」もENDLESSのブレーキパッドを採用するほか、CARGUY MKS RACINGの7号車「CARGUY FERRARI 296 GT3」、PONOS RACINGの45号車「PONOS FERRARI 296」など、2台のフェラーリ296 GT3もブルーのブレーキパッドを装着している。彼らGT3モデル勢も高いパフォーマンスを持つだけに、各ラウンドで上位争いを展開することだろう。

GR TEAM WedsSport BANDOHの19号車、GRスープラの「WedsSport ADVAN GR Supra」がブレーキフルードを採用しており、世界最速のGTカーにおいてもENDLESSのブレーキアイテムが高いクオリティを披露している。

このように2025年のスーパーGTでも数多くのチームがENDLESSのブレーキアイテムを装着しており、彼らENDLESSユーザーが上位争いを展開。後半戦も各ラウンドでの躍進が期待されるだけに、2025年のスーパーGTでもENDLESSユーザーの動向に注目したい。