5月18日(日)、2025年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦「ラリー・ポルトガル」の最終日デイ4が、ポルトガル北西部の「マトジニョス」を起点に行なわれ、エンドレスがブレーキ部品の供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 17号車)が優勝。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合3位で、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は総合5位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合6位でフィニッシュしました。また、TGR-WRT2からエントリーのサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)は、総合7位でラリーを終えました。
ラリー・ポルトガルの最終日デイ4は、サービスパークの北西エリアで3本のステージを、サービスの設定なく各2回走行。6本のステージの合計距離は72.16kmでした。デイ3で首位に立ったオジエは総合2位タナックとの差は13.6秒、そのタナックの僅か1.5秒差でロバンペラが追う状態で最終のパワーステージSS24「ファフェ2」を迎えました。選手たちに大きな声援が送られる中、オジエは5番手タイムを記録してフィニッシュ。開幕戦ラリー・モンテカルロ以来となる今シーズン2勝目を獲得し、ラリー・ポルトガルでの最多優勝記録を「7」に伸ばしました。また、今年はここまで5戦のうち3戦への出場ながら、ドライバー選手権でも、2位のロバンペラと2ポイント差の3位に順位を上げました。なお、TGR-WRTにとっては、2019年大会から6回目となるポルトガル優勝となりました。一方、ロバンペラは順位を挽回することは叶わず総合3位に。それでもパワーステージでは3番手タイムを記録し、スーパーサンデーでは2番手となったことで、多くのボーナスポイントを獲得。ロバンペラの貢献もあり、TGR-WRTはマニュファクチャラー選手権におけるリードを55ポイントに拡大しました。
デイ3で総合5位につけた勝田は、最後まで順位を守り総合5位でフィニッシュ。パワーステージは4番手タイムで走り切り、ボーナスポイントを獲得しました。また、総合7位で最終日に臨んだエバンスは、一日を通して総合6位のパヤリを上まわるペースで走行。SS22でパヤリを抜き、総合6位でフィニッシュしました。なお、エバンスはスーパーサンデーでも5番手だったことからボーナスポイントを加算し、ドライバー選手権首位の座を堅守。2位ロバンペラとの差は30ポイントとなりました。
WRC次戦は、6月5日から8日にかけて開催される、第6戦「ラリー・イタリア サルディニア」です。地中海に囲まれた美しいイタリアのサルディニア島で行われるこの一戦は、グラベルイベントになります。 詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/
ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
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