第53 回ニュルブルクリンク24 時間レースに88 号車「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」(カルロ・ヴァンダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凜太郎)にて出場し、途中アクシデントにより車体にダメージを負ったものの修復に約5 時間かけてレースに復帰。それ以後、4 名のドライバーが交代でロスを埋めるべく追い上げ、24 時間目のチェッカーフラッグを受け完走を果たしました。
本年はレースウィークを通じて好天に恵まれ、木曜日と金曜日に行われた公式予選では、佐々木孝太が1 周8分56 秒629を記録し、全参加136台中52 番手、SP4T クラス首位に着けました。
24 時間の決勝レースは、21 日午後4 時にスタートしました。88 号車SUBARU WRXは、ベテランの佐々木が第3グループのポールポジションからスタート。序盤のうちにポジションを上げていきます。その後も約2時間15分に亘る赤旗中断をはさみながらも、ドライバー交代も順調にすすみ、シュリックが総合60 位を走行中の11 時15 分に、アーデナウの下りコーナーでクラッシュ。周回遅れを交わそうとした際に、同車にヒットされたことで88 号車はスピンしてガードレールにフロントから衝突し、ボディワークに大きなダメージを負います。しかし、幸いな事にスロー走行ながらピットに戻る事ができ、チームは修理してレース復帰を目指す事になります。
ボディ・外装修復のほかエキゾーストパイプやマフラー、アップライト、サスペンションアーム、ドライブシャフト、ディファレンシャルなどを交換し、アライメントを取り直すなどの作業が完了したのは、朝陽が登るタイミングとほぼ同じの朝5 時15 分となっていました。走り出した佐々木は、マシンが全く機能に問題なく走れていることを確認。最終ランナーのシュリックは「クルマのコンディションは最高です。みんな、ありがとう」と無線でピットに伝えてゴールを目指し、76 位まで順位を上げてフィニッシュしています。
エンドレスは、2011年から同チームへブレーキパッドを供給しサポートしており、近年ではさらにブレーキフリュードも提供しています。年々、進化するマシーンに対応するブレーキパッドを開発、供給することで今後もチームの健闘を支えていきます。
レースの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.subaru-msm.com/2025/nbr/