Super耐久 富士24時間レース
8度目の開催を迎えた富士24時間レースでENDLESS勢が躍進!
自社ブレーキシステム採用の「ENDLESS GR YARIS」がST-2クラスで3位入賞
TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing、Team SDA Engineering、MAZDA SPIRIT RACINGなど、
話題のST-Qクラスでも自動車メーカーの直系チームにブレーキアイテムを供給!
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スーパー耐久シリーズ Super耐久 富士24時間レース
概要/Outline
2025年のスーパー耐久シリーズ第3戦「NAPAC富士24時間レース」が5月29日~6月1日、静岡県の富士スピードウェイを舞台に開催。今年で8度目の開催となる過酷な24時間レースで、ENDLESS勢が素晴らしい走りを披露していた。
なかでも、ENDLESSの自社チーム、ENDLESS SPORTSの13号車「ENDLESS GR YARIS」が、自社製のブレーキシステムを武器にST-2クラスで3位入賞。
さらにST-4クラスに参戦したENDLESS SPORTSの3号車「ENDLESS GR86」もポディウムフィニッシュこそ果たせなかったが、過酷な24時間レースで4位入賞を果たした。
「シンティアム アップル KTM」が2位に入賞したほか、ST-5FクラスではAndlegal Racingの821号車「アンドリーガルMoty’s FIT」、ST-5Rクラスは村上モータースの88号車「村上モータースMAZDAロードスター」がそれぞれクラス優勝を獲得するなどENDLESSユーザーが躍進。
更に、自動車メーカーの開発車両を対象にしたST-Qクラスには「液体水素」やCO2排出量の削減に貢献する「低炭素燃料(E20)」を使用した自動車メーカーのマシンが続々と参戦していたが、同クラスでも数多くのマシンがENDLESSのブレーキキャリパーおよびブレーキローター&パッドを武器に長丁場のレースを走破するなど、ENDLESSユーザーが躍進していた。
富士24時間レースの特徴/About Fuji 24 Hours Race
2008年の十勝24時間レースを最後に開催が見合わせされていた国内24時間レースが2018年、富士スピードウェイを舞台にした「富士スーパーテック24時間レース」で復活した。
同イベントはスーパー耐久の一戦に組み込まれ、通常ラウンドよりも多くのポイントが配点されることから、数多くのチームがレギュラードライバーのほか、国内外のトップレースで活躍するドライバーを起用。さらに海外チームも参戦を果たすなど、国際色豊かな一戦となっている。
マシンに関してもナイトセッションに合わせて補助ランプを採用するほか、長距離レースに備えてブレーキアイテムの強化や冷却システムの向上を図るなどソフト面、ハード面ともに特別な一戦といえる。
またコースサイドでは数多くのファンがキャンプやバーベキューを満喫するなど、まさにレースファンにとって富士24時間はスペシャルなイベントで、ル・マン24時間レースやニュルブルクリンク24時間レースのように年に一度の祭典として定着している。
レースレポート/Race Report
国内24時間レースとして2018年に復活を果たした「富士24時間レース」が5月29日~6月1日、国内屈指のハイスピードコースである富士スピードウェイを舞台に開催。今年で8回目の開催となる同大会には10クラスに計60台が集結した。
なかでも注目を集めたのは市販されていない開発車両を対象とするST-Qクラスにほかならない。同クラスには液体水素エンジン搭載マシンや低炭素燃料(E20)を使用したマシンなど近未来のレーシングカーが集結。2025年の大会にもトヨタ、スバル、マツダがカーボンニュートラル対応のマシンを投入するなど、自動車メーカーが開発車両を投入したことで注目を集めていた。
その富士24時間レースでは、長年にわたってスーパー耐久で活躍してきたENDLESS SPORTSが活躍している。
なかでも、ST-2クラスでは13号車「ENDLESS GR YARIS」が素晴らしい走りを披露していた。レースはスタート直前の雨によりスタート時刻がディレイとなるほか、レース中も濃霧の影響によりセーフティカーやFCY(フルコースイエロー)が続出。さらにレース中盤には赤旗で中断になるなどハプニングが続出するなか、ENDLESS GR YARISは安定した走りを披露。残念ながら予想外のトラブルで、優勝こそ果たせなかったが3位でチェッカーを受け、表彰台を獲得した。
これに続けてENDLESS SPORTSの3号車「ENDLESS GR86」もENDLESSのブレーキシステムを採用したST-4クラスで上位争いを展開。惜しくも予想外のハプニングが発生したことにより、ENDLESS GR86は勝利を獲得することはできなかったが、それでもクラス4位でチェッカーを受けた。
ちなみに、ST-4クラスでは浅野レーシングサービスの18号車「WedsSport GR86」もENDLESSのブレーキパッドを武器に安定した走りを披露しており、5位で完走を果たした。
「シンティアム アップル KTM」がENDLESSのブレーキシステムを武器に安定した走りを披露、クラス連覇こそ逃したが、2位で表彰台を獲得している。
さらに、ST-3クラスではOKABEJIDOSHA motorsportの15号車「岡部自動車フェアレディZ34」もENDLESSユーザーとして活躍しており、クラス4位に入賞。
これに加えてAndlegal Racingの821号車「アンドリーガルMoty’s FIT」がST-5Fクラスで優勝したほか、SAKAE MOTOR SPORTSの11号車「SAKAE MOTOR SPORTS FIT」がST-5Fクラスで2位入賞を果たすなど、ENDLESSのブレーキパッドを装着した2台が1-2フィニッシュを達成した。
またST-5Rクラスでは村上モータースの88号車「村上モータースMAZDAロードスター」がクラス優勝を獲得したほか、倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGの120号車「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」が3位に入賞するなど、同クラスでもENDLESSのブルーのパッドを装着したマシンが活躍している。
このほか、前述のST-Qクラスでも数多くのチームがENDLESSのブレーキシステムを武器に素晴らしい走りを披露。ENDLESSブレーキステムを採用しているTOYOTA GAZOO ROOKIE Racingの28号車「TGRR GR86 Future FR concept」と32号車「TGRR GR Corolla H2 concept」の2台とも完走。同じくENDLESSのブレーキシステムを採用したTeam SDA Engineeringの61号車「SUBARU High Performance X Future Concept」、さらにMAZDA SPIRIT RACINGの12号車「MAZDA SPIRIT RACING RS Future Concept」も完走しENDLESSのサポートマシンが24時間レースでも安定した走りをみせた。
このように2025年の富士24時間レースでは例年以上に激しいサバイバル戦が展開されたものの、ENDLESS勢は各クラスで抜群のパフォーマンスを披露、ブレーキアイテムのクオリティを改めて実証した。