決勝結果:2位
予選終了から3時間余り、土曜日午後に行われるRace1のスタート進行が始まった。#3 ENDLESS GR86が走るST-4クラスはこのRace1での走行。決勝に向けたマシンのチェックや戦略の確認、ピットウォークの対応など、予選が終了した後のチームはドライバー、メカニック、エンジニアと揃って忙しいレース前になった。
ドライバー戦略としては、菅波がスタートドライバーを任せ、そこから坂、小林と繋いでいく戦略だ。また今シーズンもST-4クラスは20Lごとのクイックチャージャーによる給油が行われる。1本給油時はすぐにピットアウトできるが、2本以上給油する場合はピットインからアウトまで1分40秒のピット滞在時間が定められている。そのため3本給油と1本給油を上手く組み合わせピット滞在時間を出来るだけ削りたい。展開によっては燃費走行を行うなど、スピードを求めながら燃費をコントロールすることが優勝のためには必要だ。
午後13時49分、決勝レースがスタート。3位からスタートした菅波は1周目に#884抜いて2位に浮上。そこからトップの#41の冨林選手とテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。6周目、ついに#41を抜いてトップに浮上。そのままのペースで周回を重ねて行く。
16周目、停止車両の発生でFCYが導入、ピットインのタイミングを伺うがタイミングが合わずコース上にステイとなる。
FCYが解除されレースが再開。20周目、菅波はここまでのベストである2分8秒432をマーク。すると直後の21周目に停止車両が発生。FCYの導入を予想してこのタイミングでピットインを行った。予定通りドライバーは菅波から坂に交代。タイヤ交換はなく1本給油のクイックピットでコースに復帰。ピットイン中にFCYが導入されたため少なからずFCYの恩恵を受けられた。
コース復帰のタイミングで、上位はまだピットインしていないチームがいる状態。その後レース開始から1時間15分経過した時点で2位までランクアップ。40周目にトップの#66 odula TONE MOTUL ROADSTER RFのピットインに伴いトップへ返り咲いた。
しかし46周目、#884に抜かれて2位に交代してしまう。坂は上々のペースをキープしていたが#884の若手ドライバー清水選手にパスされる。
49周目にピットイン。#884も同時にピットに入った。坂から小林に交代。タイヤ4本と給油3本のフルサービスを行なってコースに復帰。#884の背後の暫定5位でコースに戻った。すると停止車両発生でFCY導入。すぐに解除になるが53周目に90度コーナーでトラブル車両が停止して液体漏れが発生し再びFCYが導入される。開幕戦の小林にとっては混乱の多いスティント序盤となった。
58周目にも再度停止車両が発生してFCYが導入されるが、こちらもすぐに解除となった。小林は懸命に走るもわずかに#884が逃げていき、約5秒~6秒ほどの差が付いてしまう。
85周目、最後のピットイン。タイヤは無交換。最終スティントはエースドライバーの菅波に託す。
しかしトップを目指して走行していた96周目、「クラッチペダルが戻ってこない」と菅波から無線。緊急ピットインして様子を見るができる作業はなく、再度コースイン。残り15分、何とかクラッチを労って走り切りたい。菅波は2分10秒台をキープしてゴールを目指す。
菅波は3位#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターに後方まで追い上げられるも2位でチェッカー。トラブルを抱えるもレース中に築いたマージンにより開幕戦で2位という上々の結果を得ることが出来た。しかし、昨年のチャンピオンである#884は今年も速さがあり、序盤熾烈な争いを繰り広げた#41とともに強力なライバルとして立ちはだかる。鈴鹿そして富士24時間に向け、マシン、チーム、ドライバーの総合力を高めていく。
【FCY導入】
1回目:14:25'04(19Laps)-14:28'04(19 Laps)
2回目:14:39'25(25 Laps)-14:40'56(26 Laps)
3回目:15:33'12(53 Laps)-15:35.40(54 Laps)
4回目:15:45'02(59 Laps)-15:45'51(59 Laps)
5回目:15:51'07(62 Laps)-15:56.25(63 Laps)
6回目:16:06.31(68 Laps)-16:08'14(68 Laps)
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/