WRC 第7戦 ラリー・エストニア
ロバンペラが今シーズン5勝目を飾り選手権のリードを拡大
エバンスは前戦に続き総合2位を獲得する
概要/Outline
7月17日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦「ラリー・エストニア」の最終日デイ4が、エストニアのタルトゥを起点に行われ、エンドレスがブレーキパーツの供給においてパートナーを務める TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が優勝、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に入り1、2フィニッシュを飾りました。また、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)は総合6位に入っています。

各ステージの1回目の走行時、路面は一部を除き概ねドライコンディションでしたが、再走ステージの1本目から雨が降り始め、最終ステージにかけて雨足はどんどん強まり、多くの路面がウェットコンディションとなりました。最終ステージのSS24は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」。雨は一段と強まり、路面のグリップは著しく低下。ローパワーかつ軽量なRally2車両が記録したタイムを、Rally1勢はなかなか破ることができませんでした。やがて、エバンスが走る頃には太陽が姿を現し、コンディションはやや好転。エバンスは、渾身の走りでその時点でのベストタイムを記録しました。しかし、エバンスに続いてパワーステージに臨んだロバンペラは、エバンスを22.468秒も上まわるベストタイムを刻み、今年4回目のパワーステージウインを達成。今シーズン5回目となる総合優勝を獲得しました。

ロバンペラはフルポイント獲得によりドライバー選手権首位の座を守り、2位のライバルに対するリードを83ポイントに拡大。エバンスは、今季3回目の総合2位とパワーステージで得たポイントにより、ドライバー選手権における順位を6位から3位に上げました。また、チームはロバンペラとエバンスが獲得したフルポイントによってマニュファクチャラー選手権の首位を守り、2位のライバルチームに対するリードを87ポイントに拡げました。

WRC次戦は、8月4日から7日にかけて、フィンランドのユバスキュラを中心に開催される「ラリー・フィンランド」です。チームのヘッドクォーターはサービスパークのすぐ近くにあるため、ホームイベントといえるラリーです。このラリーでは2017年以降4大会連続で優勝しており、新たにGR YARIS Rally1 HYBRIDで臨む今年、連勝記録をさらに伸ばすべく戦うチームをエンドレスもブレーキパーツの供給で応援してまいります。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/