WRC 第8戦 ラリー・フィンランド
勝田貴元、「第2のホームラリー」を総合6位でフィニッシュ
概要/Outline


エンドレスがブレーキパーツの供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、8月4日(木)から7日(日)にかけて、フィンランドのユバスキュラを中心に開催された、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・フィンランド」に、コ・ドライバーのアーロン・ジョンストンと共に出場。超高速グラベル(未舗装路)ステージでライバルとの激しい戦いの末、総合6位を獲得しました。

森林地帯での本格的な戦いは金曜日のデイ2から始まり、勝田は安定して6番手前後のタイムを刻み、昼間にユバスキュラ市街地で行なわれた「ハルユ2」では、昨年大会のこのステージ以来となるベストタイムを記録。総合5位のクレイグ・ブリーンと3秒差の、総合6位でデイ2を走り終えました。

デイ3は朝から雨が降り、グラベルステージは濡れて非常に滑りやすいコンディションに。かなりトリッキーな路面での戦いに勝田は自分の走りに自信を持ち切れず、スピンも喫してしまいました。

最終日の日曜日は、セットアップの変更が奏功し、5番手タイムを2回、6番手タイムを2回記録。トップドライバーたちと遜色のないタイムを並べ、総合6位でフィニッシュしました。勝田は第2戦以降7戦連続で総合6位以内に入っており、出場した全ラリーでポイントを獲得しています。また、ドライバー選手権では5位を守り、所属するTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationには、8戦連続でマニュファクチャラーズポイントをもたらしました。

勝田の次戦は、8月19日(金)から21日(日)にかけて開催される、第9戦「イープル・ラリー・ベルギー」です。2021年に初めてWRCのカレンダーに組み込まれたこのラリーは、長い歴史と高い人気を誇るターマック(舗装路)ラリーで、非常に高速ながら全体的に道幅が狭く、路面は土で滑りやすく、大きな側溝が道のすぐ脇に迫るなど、非常にトリッキーなラリーとして知られています。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/